洋服のお直しで一番多いのはズボンの裾上げです。最近は洋服を買ったお店で裾直しをしてくれないところが増えたようで、新品のズボンをお持ち込みいただくお客様が増えております。ここでは、ジーンズやスラックスの裾上げ料金や、裾上げの時に気を付けるポイントをご紹介していきます。
う~ん・・・。
キミは悩みの多い女の子だニャ。
何かあったかニャ?
実は・・・最近よくマジックミシンを利用するんだけど
裾上げの料金が違うことがあって・・・どうしてかなって。
違うデザインの裾上げなら料金が違って
当然だニャ。
それはそうなんだけど。
どちらもジーンズで同じ縫い方だったのよ。
どうして違うんだろう。
なるほどニャ。ちなみに・・・
そのジーンズの裾上げは何センチだったニャか?
何センチって・・・関係あるの。
別にキミの足の長さが知りたいわけじゃないニャ
早く言うニャ。
・・・・・。
一本は新品のジーンズで10cm裾上げしてもらったんだけど
もう一本は一度裾上げしたジーンズをもう少し短くしようと
思って、2cmだけ裾上げしてもらったの。
ニャるほど。原因はそこだニャ
どういう事?
つまり二本目のジーンズには
”ほどき代”が発生したニャ。
”ほどき代”?
ほどき代ってなに?
ジーンズやスラックスの裾丈直しの場合、ほどき代がかかる場合があります。裾を上げる場合、仕上がりの寸法から縫いしろ分を取った残りの生地をカットします。10cm詰めなのに残った生地が10cm分ないと思われたお客様もいらっしゃると思いますが、それは10cmの位置から縫いしろ分(ジーンズの場合はステッチ幅が1.5cm程度の事が多いので約3cmほど)を引いた位置でカットしたためです。10cm程度、裾上げする場合は、縫い代をとってもそのままカット出来ますが、2cm程度の裾上げでは、縫いしろ分の生地が取れませんので、今の縫い目(ステッチ)をほどく必要が出てきます。ほどき代はこのような時に発生する料金です。
スラックスの裾上げの場合は?
スラックスの場合も同じでほどきがいる場合はほどき代込みの料金となります。ジーンズと比べるとスラックスの方が縫い代が多めにいることが多いので、ほどき代がかかることが多いかもしれません。
ほどき有り税抜き1100円~(税込み1210円~)
スラックスの裾上げ料金は、ほどき無し税抜き1100円~(税込み1210円~)
ほどき有り税抜き1500円~(税込み1650円~)
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